骨・軟部腫瘍グループ

骨・軟部腫瘍グループ

大鹿 周佐(おおしか しゅうさ)講師

大鹿 周佐(おおしか しゅうさ)

専門領域:
骨・軟部腫瘍
卒業大学:
弘前大学 平成13年卒
資  格:
日本整形外科学会専門医、
日本整形外科学会認定骨・軟部腫瘍医、がん治療認定医、
日本体育協会公認スポーツドクター
その他:
国立がん研究センター中央病院(2011年10月-2012年3月)、Memorial Sloan Keterring Cancer Center (2015年10-12月)

小川哲也

小川哲也

研究テーマ:
肉腫細胞のLグルコース取り込みについて
卒業大学:
弘前大学 平成27年卒
資  格:
中型車運転免許、普通自動二輪運転免許
一言:
1年半ぶりに戻ってきました。御指導よろしくお願い致します。

1. グループの特徴

 骨・軟部腫瘍グループは、大鹿周佐小川哲也を中心に診療を行っております。頭頸部や中枢神経腫瘍を除くほぼ全ての領域の骨や軟部組織(筋肉、神経、血管、脂肪等)から発生する良・悪性腫瘍の診断及び治療を専門としています。稀少がん(人口10万人あたりの年間罹患率が6例未満のがん腫)である肉腫(原発性悪性骨・軟部腫瘍)は専門とする医師が少ないことから、青森県内はもちろん近隣県からも患者が訪れます。一施設としての症例数は全国的にみても多く、施設としての経験値も年々上がっております。

 専門外来毎週火曜日の午後に行っております。悪性腫瘍が疑われ急を要する症例などは、専門外来日に限らず随時対応しております。骨・軟部腫瘍は診断が難しい疾患であるため、超音波・CT・MRI・PET検査などを用いて良悪性を判定し、確定診断のために生検を行います。我々臨床医-放射線診断医-病理医間での円滑な情報交換(Jaffe’s triangle)のもと、迅速かつ正確な診断を行えるよう日々努力しております。

 良性腫瘍(骨軟骨腫、内軟骨腫、単純性骨嚢腫、脂肪腫、神経鞘腫、血管腫etc.)、良悪性中間腫瘍(骨巨細胞腫、異型脂肪腫様腫瘍/高分化型脂肪肉腫、デスモイド型線維腫症etc.)、悪性腫瘍(骨肉腫、軟骨肉腫、ユーイング肉腫、横紋筋肉腫、脂肪肉腫、平滑筋肉腫、滑膜肉腫、未分化多形肉腫etc.)など、病理組織診断に応じて適切な治療を選択しています。肉腫に対する治療の基本は病巣の完全切除ですが、術後の身体の機能を最大限に引き出せるように患肢温存手術を行っています。人工関節による関節再建の他、自家骨・自家処理骨(当科では液体窒素を用いた凍結処理骨を主に利用)・人工骨を用いた再建、マイクロサージャリーを応用した再建を手掛け、悪性骨・軟部腫瘍患者の9割以上に患肢温存手術が可能となりました。体幹部に発生し重要臓器に隣接する腫瘍の場合、呼吸器外科、心臓血管外科、消化器外科、泌尿器科と合同で手術を行うこともあります。分子標的治療のめざましい進歩により癌患者の生命予後が改善され、癌骨・軟部転移症例に対してもQOL改善を目的とした手術治療を積極的に行っています。また、コンピュータ支援手術の普及に伴い、2016年春から術中CTナビゲーションシステム(O-arm及びStealthStation、Medtronic社)が当院に導入されました。難易度が高い悪性骨・軟部腫瘍手術に対して、より精密で安全な手術が可能となったことから、今後の治療成績向上が期待されます。

 肉腫では、症例に応じて化学療法や放射線治療も行われます。骨肉腫、ユーイング肉腫、横紋筋肉腫などの小児腫瘍患者に対しては、小児科主導のもと術前術後化学療法を行っています。脂肪肉腫、滑膜肉腫、未分化多形肉腫などの成人腫瘍患者に対しては、当科や腫瘍内科主導で症例に応じた化学療法を行っています。また放射線治療科とも連携し、術前術後放射線治療を計画し実践しています。あらゆるスペシャリストが最大限の力を発揮する集学的治療により、世界レベルの骨・軟部腫瘍診療を提供できるよう日々心がけています。
 研究活動では、超音波診断や術中CTナビゲーションシステムを応用した臨床研究に加え、蛍光グルコースを用いた肉腫の新しい診断法開発を目指した基礎研究にも取り組み、骨・軟部腫瘍診療のさらなる発展のために日々奮闘中です。











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