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手外科・外傷再建グループ

手外科・外傷再建グループ

臨床研究

これまで当グループではマイクロサージャリーおよび骨延長等を用いて、外傷から小児の先天異常、再建まで様々な手術を行ってきました。個々の症例に応じて手術を工夫し、術後成績を含めて報告しています。
また小児の先天異常や手の変性疾患などに対しては、関節可動域や筋力評価といった客観的評価だけでなく患者立脚型機能評価質問表などを用いて評価し、保存治療を含めた治療法の検討に役立てています。

疫学調査・岩木健康増進プロジェクト

当科では2005年に弘前市岩木地区住民の生活習慣病予防と健康の維持・増進、寿命の延長を目指して開始された「岩木健康増進プロジェクト」に参加しています。当グループでは変形性手指関節症やDupuytren拘縮などを中心に、有病率や他疾患との関連、原因の解明などを目的に、横断的、縦断的な研究を行っています。調査結果を被検者へ還元するとともに、他科と合同で包括的に調査しながら多角的視点から病態解明に迫っています。 手外科・外傷再建グループ


業績:手外科グループ

  • Fracture of the Scaphoid.
  • Toh S, eds. by David C. Ring & Mark S. Cohen.
  • Informa Helth Care Co., New York, London, Fracture of the Hand and Wrist, 2007:115-136.
  • Yokoyama T, Harata S, Toh S, Kumazawa Y, Akimoto H, and Fujii K: Vascularized pedicle bone-grafting for experimental necrosis of the femoral head.New Directions for Cellular and Organ Transplantation, Sasaki M, Yokoyama M, Suzuki T and Y. editors I eds., Elsevier Science, Amsterdam 2000, pp 211-216

【四肢外傷】

当院は3次救急病院のため、四肢の切断や開放骨折などの重度四肢外傷症例が搬送されてきます。これらの重症例に対しては、超急性期から整形外科が介入し、適切な治療を開始するようにしております。軟部組織の損傷が高度な症例に対しては、皮弁や筋弁を組織欠損部に移植し、マイクロサージャリーによる神経・血管吻合などを行い、組織再建術を行っております。

  • 外傷グループ 重度四肢外傷に対する骨接合術
  • 外傷グループ 軟部組織欠損に対する広背筋皮弁

【脊椎外傷】

上位頚椎から骨盤骨折までの全脊椎を低侵襲で手術治療を行っております。多発外傷に伴う脊椎骨折おいては、Damage Control Orthopedicsの概念で、経皮的椎弓根スクリュー(PPS)を用いたMISt (Minimally Invasive spine Stabilization)を積極的に取り入れ、早期離床を目指しております。また、待機手術における難治症例には術中CT (O-arm® Medtronic社)を用いて、除圧固定術を行っております。

  • 外傷グループ PPSによるMISt
  • 外傷グループ O-armを用いた脊椎手術

業績:外傷・再建グループ

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