お知らせ

第20回日本低侵襲脊椎外科学会学術集会を開催して

沢田記念高岡整志会病院 副院長 中野恵介

 平成29年7月27、28日の2日間、札幌市において第20回日本低侵襲脊椎外科学会学術集会を会長として、開催させていただきました。この学会は当初は日本脊椎内視鏡低侵襲脊椎外科学会として発足し、平成11年12月に第1回の学術集会が開催されました。
 当初は参加人数30名ほどの小さなミーテイングでしたが、内視鏡手術の増加、低侵襲固定術の進歩と増加、手術支援機器の発展などの影響を受けて、年々参加者が増加しており、最近は300名以上が参加する学術集会となっております。今回は天候にも恵まれ、また太平洋アジア低侵襲脊椎外科学会との同時開催であったため、国内外から約400名が参加して、涼しい北の大地でホットな議論が交わされました。
 『低侵襲手術』という言葉は聞きなれない言葉とは思いますが、侵襲が小さい手術という意味で、言い換えれば、患者さんの体に優しい手術と考えていいと思います。内視鏡や特殊な機器を用いる手術で、皮切が小さい(傷跡が小さい)、筋肉をあまり傷めない、術後の痛みが少ない、その結果入院日数が短縮できるなどの利点があります。手術の低侵襲化は社会情勢の変化等に伴い、整形外科のみならず、外科的手術全般に求められています。例えばDPC参加病院においては、胆のう手術などは90%以上の病院において、内視鏡下に行われております。もちろん、外科手術である以上、合併症のリスクは否定できませんが、少しでもリスクを減少させるべく、情報交換や研修の機会を提供することも本学会の務めであります。
 今回の第20回日本低侵襲脊椎外科学会学術集会のテーマは『飛翔‐次のステージへ‐』としました。これは人間でいえば成人にあたる20回の節目の会を迎えるにあたり、次の10年、20年を見据えて、技術の伝承と発展、次世代の育成に繋がるような会にしたいと思い、テーマを決めました。
 130を超える発表があり、超高齢者に対する低侵襲手術、切開をしない椎間板ヘルニアの最新治療、脊柱変形に対する低侵襲手術など、多岐にわたり、充実した内容の発表が行われ、活発な議論が交わされました。当院からもシンポジウムと主題に内視鏡手術、固定術、ナビゲーションを用いた手術などに関する4題の発表を行いました。また本学会は医師以外の医療関係者(看護師、技師、理学療法士など)の参加も可能で、当院からも手術室看護師、病棟看護師、手術室専任放射線技師など計9名が参加しました。学術集会初日の夜は好天の下、札幌ビール園において懇親会を催し、国内外から300名以上に参加していただき、有意義な交流の場となりました。懇親会の後はすすきので個別の交流会も多く開かれたようでした。
 最後になりましたが、本学術集会の開催にあたり、多大なご支援をくださった川岸利光院長、留守を守ってくださったスタッフの先生方、またサポートいただいた関係者各位に深謝いたします。

会長挨拶


会長招宴


同門スタッフ集合写真



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