お知らせ

第115回東北整形災害外科学会開催報告

 平成30年4月27日(金)、28日(土)の両日、弘前市のホテルニューキャッスルを会場に第115回東北整形災害外科学会を開催いたしました。参加者数は365名とたくさんの方々にご来場いただき、大変充実した学会となりました。
 第1日目は、脊椎と膝関節の一般演題セッションを皮切りに、朝から夕方まで熱のこもった発表が行われました。ランチョンセミナーとして千葉大学教授の大鳥精司先生より慢性腰痛に関するご講演、海外招待特別講演としてThe Chinese University of Hong KongのPatrick Yung教授より膝前十字靱帯(ACL)損傷に関するご講演、教育研修講演として福井大学教授の松峯昭彦先生より骨軟部腫瘍のご講演を行っていただきました。ACL損傷に関するシンポジウムでは、7名の演者により、東北地区各施設での治療成績向上への取り組みが紹介されました。恒例の居酒屋討論会も盛況で、施設間、専門分野の垣根を超えた交流を夜遅くまで深めていただきました。
 第2日目は、第113回から始まった学生セッションが行われましたが、7大学の医学部生からいずれもすばらしい内容の発表が行われました。学生セッションに続いて、本学会では今回初めての企画として、専攻医による英語口演、”若手Awardセッション”が行われました。いずれの発表も、oral、内容ともすばらしい口演でした。厳選なる審査の結果、学生セッションでは整形外科リクルートに関する研究内容を発表した秋田大学の浅香康人さん、若手AwardセッションではACL損傷に関する発表を行った弘前大学の山内翔平先生が最高点を獲得しました。弘前大学から学生セッションに参加した齋藤尚矢さんは浅香さんに次いで2番目の高得点でした。教育研修講演として聖マリアンナ医科大学教授の仁木久照先生より足部疾患に関して、ランチョンセミナーとして岐阜大学教授の秋山治彦先生より高齢者の人工股関節置換術に関して、ご講演を行っていただきました。
 本学会は、東北小児整形外科研究会との合同開催でした。この2日目には、合同シンポジウムが企画され、上肢、脊椎、下肢と多部位にわたる小児骨折に関する、興味深く、熱い議論が交わされました。本会のプログラムに続き、東北小児整形外科研究会の特別講演として、千葉こども病院の西須孝先生により、骨成長障害に関するご講演をいただきました。続いて、日本整形外科勤務医会東北地区研修会として、横浜労災病院副院長の三上容司先生よる医療倫理のご講演が行われ、最後まで多くの聴講者で会場は埋め尽くされました。
 東北整災ならではの、若手を交えた熱心な討論と交流が行われ、盛会のうちに2日間のプログラムが終了しました。今年で100周年を迎えた弘前市のさくら祭りと開催が重なり、弘前城の桜もご堪能いただくことができました。最後になりますが、本学会開催にあたり、ご支援、ご協力を賜りました皆様に深く感謝申し上げます。

弘前大学整形外科 和田簡一郎


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