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第3回とうほく脊椎内視鏡ハンズオンセミナーを開催して
青森県立中央病院 整形外科 富田 卓
2023年9月2日に仙台市におきまして「第3回とうほく脊椎内視鏡ハンズオンセミナー」を会長として開催させて頂きましたのでご報告させて頂きます。この企画は2021年に組織されたとうほく脊椎内視鏡研究会のハンズオンの企画で、これまでに第1回ドライ(模擬骨)、第2回ウェット(生体豚)と交互に行われ、今回はドライのハンズオンセミナーとなりました。このハンズオンの趣旨は、もちろん脊椎内視鏡技術の安全な普及を第一の目標としていますが、日整会の脊椎内視鏡技術認定医の資格獲得の際に必要な要件(講義聴講込みのドライとウェット両者のハンズオン参加)取得の機会を地方でも叶えられるように企画されたもので、日整会主催以外では初の企画となっています。
今回、講師として坂根正孝先生(筑波学園病院)、南出晃人先生(獨協医科大学日光医療センター)、中川先生(和歌山県立医科大学附属病院紀北分院)にお越し頂きました。いずれの先生も日整会の脊椎内視鏡の分野で早くからセミナーの講師をお勤め頂いた謂わば重鎮の先生方にお願いさせて頂きました。
また北海道の研究会の要請もあり、講義をオンラインで配信する形で開催しながら札幌でもハンズオンを行う新たな共同開催の形式も取りました。結果的に脊椎外科医46名(ハンズオン参加30名、オンライン講義のみ参加16名)と非常に多くの皆様のご参加をいただきました。ハンズオン後のアンケート調査でも参加頂いた先生方から概ね良好な評価を頂くことができました。
1年以上前に企画されていたため、結果的に月例会と重なり弘前大学の関連病院からの参加者は少なかったですが、今後ますます脊椎内視鏡の重要性は高まると思われますので、特に脊椎を志す若手の先生方にはこのような機会を利用しながら脊椎内視鏡をどんどん勉強して欲しいと思います。