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留学寄稿
留学寄稿 ~MSRC~ H19年卒 佐々木 規博
2012年4月より1年間、アメリカペンシルベニア州ピッツバーグにあるUniversity of Pittsburgh, Musculoskeletal Research Center (MSRC)へ留学させていただきましたので御報告させていただきます。
ピッツバーグはアメリカ合衆国ペンシルベニア州南西部に位置する都市で、人口は約30万人、周辺部を合わせた都市圏は約240万人の中規模な街です。かつては鉄鋼生産の中心地として栄えておりましたが、現在は保健、教育、金融を中心産業としています。医療や教育、物価、交通の面からとても住みやすい街で、2007年には全米住みやすい街で一位に輝いています。市内にはピッツバーグ大学をはじめ、カーネギーメロン大学やデュケイン大学など5つもの大学がある学術都市であり、学術都市にふさわしく美術館や博物館も多数あります。またスポーツに関しても全米4大スポーツ(MLB, NFL, NBA, NHL)のうち3つ(MLB: パイレーツ、NFL: スティーラーズ、NHL: ペンギンズ)が本拠地を置いており、スポーツが盛んな街であります。
私が留学させて頂いたMSRCはACL・MCLの分野で世界的に御高名なSavio L-Y Woo教授を中心に、組織工学や組織再生、靭帯・腱のプロパティ、整形外科手術に関連した関節の生体力学を研究しています。私はWoo教授の下で、主に2名の大学院生とイタリアからのresearch fellowと一緒に研究を行いました。各自が研究テーマを持っていましたが、私は、大腿四頭筋腱を用いたACL再建術が膝に及ぼす生体力学的影響について研究しました。基本的に平日9時から18時までの勤務時間の中で、研究をしたりミーティングをしたり、勉強したりしていました。ラボの規模が小さかったため、毎日みんなでランチを食べたり、誰かの誕生日があるとみんなでお祝いしたり、ポトラックパーティーやクリスマスパーティーをしたり、みんなで飲みに行ったりと、仕事以外でも非常に仲の良く家族のようなラボでした。特に英語が苦手な私にもWoo教授をはじめ、MSRCのスタッフや院生が温かく接してくださりました。
土日や時間外も基本的に休みだったため、家族サービスやプライベートな時間を沢山持つことができました。その時間を利用して近郊(ナイアガラやニューヨーク、クリーブランド、ワシントンDC)へ小旅行をしたり、市内の催し物があれば遊びに行ったり、ご飯を食べに行ったりと充実した生活を送れました。
異文化圏に住んで異文化に触れるということがとても新鮮であり、刺激的であり、素晴らしい体験、経験をさせていただきました。今後に生かせるようにますます精進していきます。
最後になりましたが、人手が少ない中、このような留学という貴重かつ大変素晴らしいチャンスを与えてくださいました藤前教授、石橋教授をはじめ、弘前大学整形外科学教室の皆様、留学に関して多大な御援助をして頂きました植山院長先生をはじめ弘前記念病院の皆様、整志会の皆様に感謝申し上げます。誠にありがとうございました。
ピッツバーグはアメリカ合衆国ペンシルベニア州南西部に位置する都市で、人口は約30万人、周辺部を合わせた都市圏は約240万人の中規模な街です。かつては鉄鋼生産の中心地として栄えておりましたが、現在は保健、教育、金融を中心産業としています。医療や教育、物価、交通の面からとても住みやすい街で、2007年には全米住みやすい街で一位に輝いています。市内にはピッツバーグ大学をはじめ、カーネギーメロン大学やデュケイン大学など5つもの大学がある学術都市であり、学術都市にふさわしく美術館や博物館も多数あります。またスポーツに関しても全米4大スポーツ(MLB, NFL, NBA, NHL)のうち3つ(MLB: パイレーツ、NFL: スティーラーズ、NHL: ペンギンズ)が本拠地を置いており、スポーツが盛んな街であります。
私が留学させて頂いたMSRCはACL・MCLの分野で世界的に御高名なSavio L-Y Woo教授を中心に、組織工学や組織再生、靭帯・腱のプロパティ、整形外科手術に関連した関節の生体力学を研究しています。私はWoo教授の下で、主に2名の大学院生とイタリアからのresearch fellowと一緒に研究を行いました。各自が研究テーマを持っていましたが、私は、大腿四頭筋腱を用いたACL再建術が膝に及ぼす生体力学的影響について研究しました。基本的に平日9時から18時までの勤務時間の中で、研究をしたりミーティングをしたり、勉強したりしていました。ラボの規模が小さかったため、毎日みんなでランチを食べたり、誰かの誕生日があるとみんなでお祝いしたり、ポトラックパーティーやクリスマスパーティーをしたり、みんなで飲みに行ったりと、仕事以外でも非常に仲の良く家族のようなラボでした。特に英語が苦手な私にもWoo教授をはじめ、MSRCのスタッフや院生が温かく接してくださりました。
土日や時間外も基本的に休みだったため、家族サービスやプライベートな時間を沢山持つことができました。その時間を利用して近郊(ナイアガラやニューヨーク、クリーブランド、ワシントンDC)へ小旅行をしたり、市内の催し物があれば遊びに行ったり、ご飯を食べに行ったりと充実した生活を送れました。
異文化圏に住んで異文化に触れるということがとても新鮮であり、刺激的であり、素晴らしい体験、経験をさせていただきました。今後に生かせるようにますます精進していきます。
最後になりましたが、人手が少ない中、このような留学という貴重かつ大変素晴らしいチャンスを与えてくださいました藤前教授、石橋教授をはじめ、弘前大学整形外科学教室の皆様、留学に関して多大な御援助をして頂きました植山院長先生をはじめ弘前記念病院の皆様、整志会の皆様に感謝申し上げます。誠にありがとうございました。
研究・実績
- 研究内容
- →脊椎・脊髄外科グループ
- →スポーツ整形外科グループ
- →関節グループ
- →手外科・外傷再建グループ
- →骨・軟部腫瘍グループ
- →業績集
- →書籍集
- →受賞・表彰
- →留学寄稿